TS−820を修理する

2004-09-20


TS−820、暫く使用していなかったせいかディスプレイ表示がおかしい。1年ほ
ど前から異常に気が付いていたがめったに使用しないのと、アナログダイヤ
ルがついているので周波数は読めるしその他異常が無いのでそのままにな
っていた。

先日757を修理したのに気を良くして修理にトライした。昔のRIGは回路図が
付いているので助かる。

まず上蓋を外し久しぶりり中を見る。埃も殆ど無い。そう簡単にはいかないだ
ろうなとは思いながらもカウンターと表示部を結んでいるコネクタをまず疑い棒
でつついて見るが変化なし。




表示はたまに正常になるので半田付け不良か、半導体であろう。
説明書を見るとデジタル表示カウンターはオプション扱いになっていて簡単に
外せる事が解り早速取り外す。



取り外した状態でコネクタを接続し確認するが変化なし。ためしにあちこちつつ
いていると一瞬正常らしき表示をした。
これは半田付けまたは接触不良の時に起こる典型的な現象。絶縁棒で軽くた
たきながら表示が変化するポイントを慎重に確かめて行く。
カウンターユニットには基板が2枚あり両方確認したが変化がない。
基板を止めている金枠を強く叩くと一瞬変化する場合がある。
この基板には2つのコネクタと2つの基板をつないでいるピンがある。これのど
こかに違いない。



表示部へ接続するコネクタは現象から見て関係無さそうであるが虫眼鏡で拡
大し慎重に確認。クラックが発生している様子はない。でも念のため全ピン半
田付けをした。
もう一方はIFユニットと接続しているコネクタだ。こちらも虫眼鏡で確認を始め
た途端、半田クラックを発見。早速半田を盛って動作を確認。正常に戻った。
念のため全ピンに半田盛りを行う。
表示部ブロック、カウンターユニット、裏蓋、表蓋を取付け棚に戻した。



     正常に動作するのを見るとまともなシャックになって様な気がする。
長期間使用しない間に動かなくなったリグはコンデンサーか半田付け、切り替えSW
の接触不良とVRのガリが定番。今回もその通りであった。
修理に出せば15千円位かな?先日の757の修理と合わせ30千円の節約。
思わずニンマリしてしまう。これで何買おうかな? 



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