Wires-X ノード局不具合対応
2017/01/05 
 
Weres-Xノードを立ち上げた局自身が自局のノードを使用した場合、一部に不都合が発生する
それは自局のノードを使用している局との交信が一部出来ないという不具合である

例えば下図A局、B局とノード設置局が交信をしたい場合、A局・B局間、ノード設置局・B局間は交信出来るがノード設置局のメインの無線機とアンテナがノード局に占領され小型無線機を使用する事になり、ノード設置局の電波がA局に届かない場合が有る
そもそもノード設置局が自身が設置したノード局に接続する事は自局との交信となり現状の電波法に違反する

また他局のノード局を一時的に借用し、必要なルームを設定し、これを経由して自局の設置したルームに入る方法もあるが近くにノード局が有る事とその局と交信するための設備が必要となる



下記はYAESUのHPより
自局が他局と交信する場合の表記は無い




今回これを改善する方法を考案し実際に改造を行ったので記録を残しておく

改造仕様
1 ノード設置局が送信する際は作成した付加回路接続のMicから音声がWires-X経由でネット上に送られると同時にWires-Xに接続された無線機からも電波となって送信される
2 自局の設置したND向けに送信する各局の信号は従来通りWires-X経由にてネット上に送られる
3 ネット上からWires-X経由で送られて来た信号は従来通りWires-Xに接続された無線機から送信される

したがって、自局が会話に参加する場合必要であった外部ND(SOCのND)が不要となると共に外部NDに接続するための無線機及びアンテナが不要となる
自局との交信は不要となり電波法違反とならない
ただ自局のWires-Xに接続された無線機はネット上からWires-X経由で送られて来た信号及び自局の音声を送信する事になり、無線機は連続送信となり発熱が心配(そそもそもノード局の無線機は交信中連続送信となるので連続送信が保証されている場合を省き出力を半分くらいに下げたほうが宜しいと思う

当初友人よりWires-X対応無線機を借り受けて回路の検討を行い、改造を行ったがWires-X対応無線機ではなくともACC端子が有ればWeres-X(HRI−200)を一般的なモデムとして扱う事で本体の改造なしに仕様を満足させる事が判明した

極力金銭を掛けぬ方法にて検討


作業開始










実験は無事終了、本体の改造なく仕様を満足させる事が出来、ノード設置局に引き渡す事が出来ました
以後、問題なく動作しています



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