144&430モービルアンテナ


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144&430モービルアンテナを自作してみました
2013/11/18


先日のオートバイ用HFアンテナを改造した時、材料が余ったので
144&430のモービルアンテナを自作しました

430シングルバンドの3/4λコリニアアンテナを作製しようと資料を調べている内にネットにて
アストラル・プレーンアンテナ
と言うアンテナを発見
更に144&430Mhz2バンドで動作する小型アンテナの製作記事(JK3QBU局のブログ)を見つけました
確かに小型です 144Mhzで作成すると長さ1m以上となる様ですが
このアンテナは144&430であるにも係らず約45cm
本当に144Mhzでも動作するのでしょうか 早速作成してみました

製作開始 先ずは個々のパーツを作製します
Mコネクタ、同軸ケーブル、銅パイプ、リン青銅(丸棒)等を加工します


組立中
スペーサーにはアクリル板を使用する心算でホームセンターに行きましたが価格が高いのにビックリ
そこで手元にあった小判型プラスチック名札を加工して使用しました
(新規に購入しても大した金額ではありません)


組立完了しました


早速車に取付けてVSWRを見ながらアンテナを調整して行きます
(手持ちのディップメーターは220Mhzまでしか測定できません 残念!)


アンテナ直下ではなくRigに近い場所で測定したので正しい値ではありませんが良しとしましょう
1.0に近付くように可能な限り追い込みます
バンド幅は非常に広いです 144、430共にバンド内はほぼフラットです
430のみで追い込みましたが144でも1.2以下となっています
(自作のVSWR計での計測です 長年校正していないので値は信頼出来ません)


念のため無線機内蔵のVSWR機能でも確認しました
全く問題ありませんHiHi


マグネット基台が余っていましたのでこちらでも確認してみました


ほんの少しVSWRが上昇しますが全く問題はありません


ついでに無線機のパワーも確認しました 
仕様通りの20W 問題なし!!!



ついでにHFのアンテナを接続してハイブリッド車のノイズを改めて確認しました
結果はこの通り、エンジンを掛けた途端にHF全バンドに9+のノイズが発生し使い物になりません
50Mhz以上は問題ありません


長さが短いのでこんなに低い車庫でもアンテナを付けたまま入れます
作成したアンテナに防水処理を行い付けっぱなしとしました
今まではいちいち取り外す必要がありましたので楽ちんです
時々外し忘れてガリガリと・・・


使用感:430のリピーターで確認した限りではありますが今まで使用していた市販品の
アンテナ(COMET CHL−19)と同等です
打上角が低いので上記写真の位置では車前方に居る局に対しては弱いかも知れません
遠くと交信する場合にはマグネット基台を使用してルーフトップでの使用が良いでしょうね



材料がまだ余っていましたのでもう1本作成しました

2013/11/25

今回はきっちり部品を加工してから組み立てました
一番手がかかるのは環の作成です
前回は固いリン青銅で作成したので綺麗な円を作るのには苦労しましたが今回は銅線なので楽勝です
銅線は電気工事用のFケーブル(1.6φ)を流用しました
作成してみると長さが短いためか予想以上の強度があります
エレメントもFケーブルの銅線で強度的にも問題ないかも知れません
次回作成する機会がありましたら挑戦してみます


オリジナルの同軸管は6φと8φの銅管の中に同軸ケーブルの心線のみを通して使用していましたが
今回は8φの銅管のみとし、中に同軸ケーブルの被覆を剥したものを使用しました
6φと8φの銅管を使用した場合は銅管を同軸コネクタに垂直に取付けるのに工夫が必要です
エレメントは前回と同じリン青銅の丸棒です


作成した部品


前回と今回作成したアンテナ(上が今回作成)
多少違いはありますが性能は同等、ラフに作成しても再現性は良いです


無調整でVSWR1.5 調整後は前回と同様の結果となりました


先端キャップは前回同様同軸ケーブル加工時出た廃材で作成(心線の絶縁体)


同軸コネクタ部分の防水処理は自己融着テープを使用しました


先端部分の防水処理も前回同様グルーを使用しました




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