7月は(納車一ヶ月で)2回こけた   

 

  

  ゼファーを受け取った帰り、初めての乗り出しには相当緊張したが家に着く頃には何となく大型車の癖が掴めてきた。隣の家と我が  

 家との共通通路(幅2メーター位)を通り裏庭の車庫の横に止め一休み。車庫の横には幅約3メートルのガタガタの庭があるが、乗り

 出すためには向きを変えて置かなければならない。手押しで本当に回転出来るだろうか?

 スタンドを上げ、ハンドルを一杯に切ってよろよろしながらちょっと上り坂の庭を思い切りバック、次はこの傾斜を利用して今度は段差 

 のある出口方向に一気に進む。前輪は段差を無事乗り越えた。そのまま突き進むが後輪が段差を乗り越えられない。

 さらに力を込めて押したが全く進まず後退を始めたと思ったら手前に傾き出した。あわてて両手両足に力を加えブレーキを握ってやっ

 と支えた。姿勢を整えてバイクに跨り傾斜を利用しゆっくりとバックし無事車庫の横に収める事が出来た。

 翌日は昨日気が付いたオイル漏れとヘッドライトのビリつき、を見てもらい改善し、問題無い事を確認した。

 3日目、練習場所に向う。

 気合を入れ(入れないと踏ん切りがつかない)バイクに跨りスタンドを上げる。エンジンを掛けクラッチを握りギヤを入れてゆっくりとクラ

 ッチをつないでゆく。駐車場所の段差をこけずに通過できるか心配しながら無事通過。以前から練習場所にと考えていた登山道入り

 口にある駐車場へ向かう。そこで低速Uターンの練習だ。

 ここの駐車場は舗装された約200坪ほどのものが2箇所と、砂利が敷いてある同じくらいの広さの駐車場が1っ個所あり練習には良

 いと考えていた場所だ。しかも田舎であるため人はほとんど来ず、民家も全く無い。しかもトイレ、水道が完備されている最高の場所。

 家から約15分走り無事目的地に着いた。途中でのギア切り替え、ブレーキ操作はまだぎこちない。

 一休みしてからフルロック状態でのUターン練習の開始。ゆっくりと発進し教科書通りにUターンしようとしたが大きく回転し、とてもフル

 ロックにはほど遠い。30分ほど挑戦したが中々フルロックに持ってゆけない。

 しばらく休憩してから再トライ。ともかくクラッチとブレーキ操作で可能な限りゆっくり走る。そしてUターンの繰り返し。

 何度となく繰り返している内に左指は疲れ、冷や汗とエンジンの熱で汗をかき、下着はびっしょり状態。もう一度トライして休憩を取ろ

 うと、Uターンを開始した時にそれは起きた。

 ゆっくりと歩くようなスピードで走りながらUターンを開始した。ゆっくり、ゆっくりと心の中で言い聞かせながら回転をする。ハンドルが

 フルロックになった時に車体が傾き出し慌ててブレーキを掛け足で支えるが車体はじわじわと傾いてゆく。いくら踏ん張っても、腕に力

 を込めても止まらなかった。右手に力が入っていたせいかブワーンと空ふかしをし、ガッシャーンと音を立てて崩れ落ちた。

 倒れるまで、ずいぶん長い時間に感じた。エンジンは止まっている。周囲に人影はない(よかった)。目の前に倒れたバイクを起こせ

 るだろうかと心配であったが簡単に起こす事が出来た。心臓がバクバク鼓動している。落ち着きを取り戻し被害を確認。バックミラーが

 ブラブラになっている。これは止めネジの緩みが原因で閉め直して終了、ハンドルの端に擦り傷発見、さらにマフラーの一部にも擦り傷

 発見。被害はこれだけ、うわさ通り被害が少ない。エンジンガード付けて置いて良かった!!

 この日はさらに2時間ほど練習して家に帰った。帰ってからじっくりと被害を点検したが新しい傷は無かった。

 転倒した原因は参考書をよく読まずフロントブレーキを使用していた事と経験不足が大きな原因です。おかげさまで現在はUターンのこ

 つも掴めフルロック状態で何とかUターン出来るようになりました。

 2回目の転倒は家から出発しようとした時の事でした。

 この日も先週に引き続きUターンの練習に出かけようとエンジンを掛け、音がうるさいのでチョークヲ戻し、エンジンの回転が不安定な状

 態でクラッチを緩め出発した瞬間に起きました。庭の段差を上手く越えられず、エンジンがエンスト、そのまま右足で支えましたが今回も

 支えきれずゆっくりと転倒、自分の車のバンパーに倒れ込んでしまいました。バンパーが支えていたので完全には倒れず一旦バイクを

 降り、引き起こしました。

 今回の傷は痛かった。車のパンパーは無傷でしたが、バイクのガソリンタンクはへこみプラスチックカバーにはひびが入ってしまいまし

 た。タンクのへこみはひと目見ただけでは光の加減でちょっと解りにくく、また跨っているときには足の陰になって全く見えないが相当へ

 こんでいます。これは結局交換することにしました。

 今回はお粗末な原因でした。 

 

                              

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