ゼファー受け取り   

 

  

   いよいよゼファー受け取りの日が来た。大型バイクは30年命に自動車学校で乗ったのが最後。本当に乗りこなせるだろうか 

 心配だ。受け取りに平日を選んだのはこの心配が有るから。お客さんの少ない平日を狙い、各部の操作、メンテナンス方法、乗

 り方までしっかり教わるつもりだ。午後から休暇を頂き昼食も取らずにバイク屋さんに急ぐ。幸い会社から近いのですぐ到着。

 しかし営業の I さんは昼休み中との事で食事に出ているそうだ。約束の1時までにはまだ時間があるので私も近くの弁当屋で

 弁当を買い店先で食べさせてもらった。

 昼食を採り店に戻るとすでに I さんは戻っており、早速手続き開始。車検証の確認、任意保険会社宛て車検証のFAX、スーパ

 ーカブ下取りの分として頂くヘルメットほかの確認、チェックリストを作成してきたのでスムーズに進む。

 いよいよゼファーの受け取り、現品確認の前に支払いを要求されてたが確認が終了するまで支払いは待って頂いた。

 改造個所はオリジナルに戻っているだろうか? 、そのほかお願いした項目は全て終了しているだろうか ? これらも用意した

 チェックリストを元に確認。数点の未対応場所は後日部品がそろった時点で対応、マフラーのカバーに有る傷が気になったので

 新品に交換。(在庫があったので左右共交換してもらった。)

 確認が終了すると、基本メンテナンスを教えていただいた。クラッチオイル、ブレーキオイル、エンジンオイルの点検、交換方法、

 クラッチ、アクセルの遊び調整、エアフィルターの手入れ方法などである。

 つぎは操作方法。エンジンのかけ方、チョークレバーの位置・操作方法、方向指示器の場所・操作(スーパーカブはハンドルの

 右についていたが大型は左なんですね。)からクラクションの鳴らし方まで十分に時間を取って頂ききっちり教えてもらいました。

 次はいよいよ試乗、店の駐車場で試乗する。平日のためお客さんが少ないので安心して試乗出来る。

 不思議とクラッチ操作はスムーズに出来た。何の問題も無く無事1周。2周目、ギヤが2ndに入らない。何度やってもだめなの

 で I さんに代わってもらい確認、見ているとスムーズにギヤチェンジが出来ている。Why? 理由は簡単、2nd(以上は)に入

 るにはギヤレバーを上に上げて行くんだってさ。スーパーカブは踏み込んでゆくのに何で違うのかなー。これに慣れるにはちょっ

 と時間がかかりそうだ。

 試乗も終わり、最後に廃車したバイクのナンバープレートを外してもらい荷物一式をゼファーにつっ・積み込めない!!!

 何と荷物の入るスペースの無い事。付属工具を入れるのがやっとだ。

 スーパーカブに何時も積んでいたゴムロープでヘルメットほか荷物一式をくくりつけ、いざ出発。本当に素人なものでお手数をお

 かけしました。)

 店から道に出るには2通りある。交通量の多い国道17号または交通量は少ないが未舗装のガタガタ道。しばらく迷ったがなぜ

 かガタガタ道を選択しギヤをローに入れアクセルはひねらずにゆっくり、ゆっくりとクラッチレバーを緩めてゆく。駐車場内は無事

 通過、I さんの見送りを背中に受けながらガタガタ道に突入、慎重に慎重に走る。途中工事屋さんと思われる数人のおじさんた

 ちの注目を浴びながら、舗装道路へ出て左折。やっと交通量の少ない良い道に出ることが出来ました。

 えっ、ガタガタ道の距離ですか、20メートルくらいであったと思います。(私にはとても長く感じました。ハイ)

 我が家の方向に向かいながらアクセルの感覚、ブレーキ、クラッチの利き具合など無意識に確認、問題はギヤのチェンジ、カブ

 の癖が出て上手く行かない。今どのポジションに入っているのか解らなくなったりする。しかしエンストは無い。さすがハイパワー。

 ふと気が付くと股が暑い。エンジンからの熱がもろに腿に襲い掛かる。これほど暑いとは思っても見なかった。こんな事誰も教え

 てくれなかったぞー。

 家に帰る途中で国道から交通量の少ない脇道に入り、広い場所で超スロー運転と左右方向のユーターン、エンジンを切って手

 押しの練習を約2時間してから家に帰った。

 家の裏の駐車場に頭から進入したものの方向転換に時間を取られる。カブと違いそう簡単に向きを変えてくれない。重い!

 先ほどしたのとは大違い。舗装面と我が家の裏のガタガタ面ではおのずと操作も違います。四苦八苦しているうちに何とかコツ

 が解りやっとの思いで方向転換完了。これで明日の朝はスムーズに(?)出発出来るでしょう。

 エンジンが冷えるまでカバーを掛けずに車体を見るとエンジン上部に一筋のオイルの流れた跡を発見。どうもキャブレターの後

 ろから垂れている様である。ほかには特に問題はなさそうである。

 さらに問題が発生。盗難防止自具(盗難保険に入りったら付いてきた。この自具を付けていて盗難にあった場合に保証される

 との事)を説明書を見ながら付け様としたが上手く行かない。鍵が掛からないのだ。

 結局この2つについて電話で指摘。明日うかがって対応していただく事にした。



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